なぜ毎日がパーティーと言ったの?タケのインタビューを紹介
レアル・ソシエダのファン投票で見事MVPに輝いた久保建英選手。今シーズンについて聞かれたインタビューではいったいどんな話をしているのか、さっそくインタビューの続きを見ていきましょう!
¿Estás contento con tu primera temporada en la Real, Take?
ラ・レアルでの初シーズンに満足していますか、タケ?
Sí, estoy muy contento, sobre todo por el logro colectivo, pero también por lo individual también estoy contento. はい。チーム全体として成し遂げたことはもちろんですが、個人的にも、とても満足です。
9(nueve) goles, 10(diez) asistencias en 42(cuarenta y dos) partidos, buenos números, ¿no? Acercándose casi a tu número de la camiseta 14(catorce). 42試合で9ゴール10アシスト、いい数字だと思わない? 君の背番号14まであと少しだね。
Pues, la verdad que muy buenos números viniendo de como venía de estos años porque no me acompañaban los números, ¿no? Aunque hacía buenos partidos Pero ese último toque no me acompañaba. Este año me está acompañando, me está saliendo las cosas y muy contento como te he dicho antes. まあ、確かにとても良い数字だと思っています。ここ数年の成績からすれば、良い試合をしても、数字がついて来なかったので。 あと一歩足りないと言ったところで。でも今年はついてきていますね。上手くいっています。先程言ったように、満足しています。
Pues, esperaba que yo lo seguía intentando, pero que iba a haber momentos donde tanto nivel individual como nivel colectivo que no iba a salir tantas cosas, ¿no? Porque no todos los días son fiesta, pero bueno, en esta Real , pues, parece que todos los días son fiestas. まあ、トライし続けていても、個人的にもチームとしても、上手くいかない時が来るだろうと思っていました。 毎日がパーティーじゃないですから。でも、このラ・レアルは毎日がパーティーみたいですね。
あいまいさを活かす!スペイン語の表現テクニック
さてここでは、はっきりと言わず、あいまいな表現を好む私たち日本人にとって、とても便利な表現がいくつか出てきたので紹介しましょう。
◎Casi(カスィ):ほとんど、あと少しで
これは多用される単語ですので、ぜひ覚えておくといいでしょう。この会話ではあと少しという意味で使われていますね。肯定形でも否定形でも使います。
例)
A: ¿Cuánto falta hasta la playa?
「ビーチまであとどれくらい?」
B: Casi llegamos.
「もうあと少しで着くよ。」
(Yo) casi no tomo café.
「私はコーヒーはほとんど飲まない。」
◎Parece que~
(パレーセ ケ)
この表現も覚えておくと便利な表現。「~みたい」「~のように見える」「~そう」という風に使えるので、はっきりと〇〇だと断定したくない場合に使えます。
例)
Parece que va a llover.
「雨が降りそうだね。」
Este pastel parece muy dulce.
「このケーキすごい甘そう。」
Aquella mujer parece a tu mamá.
「あの女性、君のお母さんみたい。」
イマノル監督の厳しい言葉に秘められたタケへの期待とは?
続いて、次のパートではイマノル監督との会話についてもこんな風に話しています。文法もあわせて見ていきましょう。
Quiero decir, ¿qué es lo que te da Imanol para que saques el mejor Take Kubo? つまり、イマノル監督は最高のタケ・クボを引き出すために何を与えてくれるの?
Pues, me da confianza, pero a la vez me da esa inquietud, ¿no? まあ、自信を与えてくれるけど、同時に不安も与えられますね。
Que porque siempre me dice que si no aprieto que si me relajo, pues no tengo el sitio asegurado, igual que he puesto los jugadores que estamos ahí, luchando por nuestra posición en el 11(once), y bueno, de hecho algunos partidos me queda fuera, yo pensando que estaba bien, pero el Míster quería más, ¿no? 彼はいつも 気を引き締めず、油断したら居場所は保証されない、と言っています。スタメンを争っている他の選手達もと同じです。実際、いくつかの試合では、外されましたし。自分では大丈夫だと思っていたのに、監督はもっと期待していたのでしょう。
Él pensó que yo no estaba tan bien como para partir de inicio y pues hay otros jugadores que aprietan y yo me di cuenta ahí de que tenía que apretar más. 彼は、僕がスタメンで出場するには十分でないと判断して、他の選手達も追い込んでいたので、もっと自分を引き締めなければ、と気付きました。
En ese momento, ¿cómo te lo tomas tú? その時は、それをどう受け止めた?
Bien, no me lo tomaba malas, me lo tomé bien. 悪い方にではなく、良い方向に受け止めました。自分自身をもっと追い込まなければならない、と分かっていたし。
Sabiendo que yo también me tenía que exigir más, ¿no?
Y es bueno que un entrenador te pida tantas cosas porque eso quiere decir que confía en ti. 監督の要求が多いのは良いことです。信頼されている、ということだから。
¿Qué es lo último que Imanol te ha pedido? 最近イマノル監督に求められたことは?
Yo creo que hace como 2(dos) semanas me dijo que, “muy buena temporada, pero que ¿cuántos goles crees que podías haber marcado si me no hubiese desaprovechado las oportunidades que tuve?”, ¿no? 2週間ほど前だったと思いますが、監督が僕に、「とても良いシーズンだったが、チャンスを逃していなかったら、君は何点取れたと思う?」と。
Yo le dije que 4(cuatro) o 5(cinco) fácil, ¿no? Que podía meter más, me dijo “Ahí está, ahí está”. 4、5点は簡単に決められたと言ったら。「そうだ、そうだ」と言われて、
Que quiero que te sientas más, ¿no? Que quieras esos números porque eso te van a marcar la diferencia. 「もっと出来ると感じて欲しいんだ」と、「そういった数字を求めることが、違いを生むからだ。」と言われました。
↓今回のインタビューの内容はこちらからご確認いただけます↓
https://kubospanish.com/contenidos/text_intrevista15.pdf
(動画でなくてごめんなさい🙏)
これが分かればスペイン語中上級者!「接続法過去完了」って何?
このパートは長い文章を話していますし、文法的にも「彼がこう言っていた」という構文はなかなか難しい言い方です。また、スペイン語でも中級以上の接続法過去完了と言われる構文も使っていてます。<もしあのときああだったら、こうなっていただろう>という過去の事象に対する仮定です。
Haberという動詞の、HubieraもしくはHubieseという接続法(仮定法)過去完了形活用です。この文法は、スペイン語の動詞の時制の中でも、通常最後に学習する時制ですので、この時制をサラッとうまく使えれば、あなたもスペイン語中上級者です!
このポイントは、もう変えられない過去について話すときに使うというところです。ですので、「あのとき」や「昨日」など、時間軸は過去である必要があります。
例)
あのときボールを持っていたら、ゴールに入れられていただろう。
Si hubiera tenido (De haber tenido) el balón en ese momento, habría podido meter el gol.
もし子どもの時サッカーを始めていなかったら、(今)サッカー代表選手になれていなかっただろう。
Si no hubiera empezado a jugar el fútbol de niño, no podría haber sido un jugador de selección.
一応説明はしましたが、かなりわかりづらい文法事項ですので、とりあえず今はそういうスペイン語のルールもあるという程度の理解で十分です。全く気にしなくて結構です。中級・上級レベルまでいった時に意識するようにしていけばいいです。
タケもよく使ってる?日常会話で使える表現を学ぼう!
◎Ahí está(アイー エスタ)
直訳はAhí (そこに)está(ある)ですが、この場合は「そうだ、そこだ」という感じで使っています。直訳の通り、相手が何か(誰か)を探しているときに「そこにあるよ(いるよ)“Ahí está”」と言ってあげることもできます。ぜひ使ってみましょう。
例)
¿Dónde está el señor Miguel?
「ミゲルさんはどこにいる?」
Mira, ahí está.
「ほら、そこにいるよ。」
◎~no?
ここの会話だけではなく、久保選手がいつもよく使うのが語尾に置く~no?「~だよね、~だったよね」といった感じの訳です。何かを確認したいときや同意を求めるときに置かれることが多いですが、久保選手は多用しているので、単に癖なのかもしれません。
似たような単語に、~verdad? や ~cierto? を使う人もいますが、文末に疑問形で来ていればすべて同じ確認の意味です。
例)
Eres japonés, ¿verdad?
「君は日本人だよね?」
Hoy hace frío, ¿no?
「今日寒くない?」
今回もたくさん使える表現や、文法も学習しましたね!忘れないように、インプットしたことはアウトプットで使っていくことがとても大事ですね!
Esta vez también aprendimos muchas expresiones y gramáticas, ¿verdad?
¡Para no olvidar, es muy importante usar lo que aprendimos!
それではまた!
¡Hasta luego!