タケのトークから、スペイン語圈の文化まで、幅広くのぞいてみよう! - 久保建英選手で学ぶサッカーdeスペイン語

タケのトークから、スペイン語圈の文化まで、幅広くのぞいてみよう!

サッカーファンの皆さん、そしてスペイン語が好きなみなさん、hola!

今日も、スペインで活躍を続けるタケのインタビューを参考に、楽しく学んでいきましょう!

タケと言えば、レアル・ソシエダに加入して以来、チームにとって欠かせない存在。そんなタケの試合後のインタビューの中から今日ご紹介するのは・・・・。

 

がんばった時に使える言葉を知ろう

1つのゴールのために48本のシュートを打った前シーズンとは異なり、シーズン初シュートで初ゴールを決めた試合の後、コメントを求められたタケは次のように答えました。

E:Entrevistador(記者)

En esta temporada en tu primer remate llega ese primer gol.
エン エスタ テンポラーダ エン トゥ プリメール レマーテ ジェガ エセ プリメール ゴル.
今シーズンは初シュートで初ゴールです。

T:Take(久保選手)

Sí, creo que este año va a ser diferente ¿no?
スィー、クレオ ケ エステ アニョ バ ア セール ディフェレンテ ノ?
ええ、今年は違った年になると思います。

インタビューのテキスト全文を以下のURLから見ることができます。動画でなくてすみません。

https://kubospanish.com/contenidos/text_intrevista14.pdf

【単語】

・シーズン:temporada(テンポラーダ)

・シュート:remate(レマーテ)

・たどり着く、届く: llega(ジェガ)

・最初の: primer(プリメール)

・年:año(アニョ)

・異なった、違った :diferente(ディフェレンテ)

 

この表現はよく使われる表現です。例えば私たちも、目標に向かってがんばった時、こんな風に言えたら素敵ですね!

Hice lo imposible para que el resultado fuera diferente esta vez y gané este premio que tanto he esperado.

(今回はこれまでと違う結果にするために全力を尽くし、念願だったこの賞を勝ち取った。)

 

少し長くて難しいですが、がんばって読んでみましょう!

ここで注意すべきところは、主に以下の2つです。

1.上部にアクセントマーク「´」 (tilde ティルデ)がある単語はそこを強調して(強く)読む。

2. 「h」は発音しない。

 

【単語・フレーズ】

・全力を尽くした:hice lo imposible(イセ ロ インポシブレ) 

 →現在形「全力を尽く」は、「hacer lo imposible」(アセール ロ インポシブレ)

・結果:resultado(レスルタード)

・今回:esta vez(エスタ ベス)

・勝った、勝ち取った:gané(ガネ)

・賞:premio(プレミオ)

・こんなに:tanto(タント)

・待ち望んだ:he esperado(エ エスペラード)

 

 そして、この例文には「これ」を表す単語「este/esta」が2箇所に出ていますね。語尾が男性形「o」のものと女性形「a」のもの2種類があることに気付いた人はすごい!¡Bravo!

esta vez(この回→今回):女性名詞「vez」を修飾しているので、合わせて女性形の「esta」とします。

este premio(この賞):男性名詞「premio」を修飾しているので、こちらも合わせて男性形の「este」とします。

「男性形」「女性形」は、スペイン語のルールの大きな1つですので、使いながらちょっとずつ理解していきましょう。

 

それではここで、この例文をシャドーイングしていきましょう!
最初から完璧をめざさず、楽しみながら発音していきましょう!
伝わればいいんだ、という軽い気持ちで始めることが大事ですよ。

 

「同じこと」を表現したい時はこう言おう

一方、前述のタケの「違った」という表現とは逆に、「同じだ」と表現したいときは次のように言えますよ。

例えば、努力はしてるけどあまり自信がないときは・・・

Bueno, el resultado puede ser lo mismo que esta vez, pero lo intentaré de todo modo,,,.

(まあ、結果は今回と同じかもしれないが、とにかくがんばってみるよ…)

【単語・フレーズ】

・かもしれない :puede ser(プエデ セール)

・とにかく:de todo modo(デ トド モド)

・試みる(未来形): intentaré(インテンタレ)

シャドーイングはこちらから↓

 

がんばっても望んだ成果につながらなくて、落ち込むこともありますよね。でも、そんな時、スペイン語圏、特に中南米ではとってもとっても便利な表現があるんです〜!

「si dios quiere」・・・これさえ知っていれば、なんとかなる(笑)!!

これは直訳すると「神様(dios)が望むなら」、つまり、「できたら」という意味です。なんだか聞いただけで気が楽になるようなこの表現は、例えばこんな時に使えます。

Profesor(a): Deben sacar 100 en el examen de mañana, ya que han copiado todo hoy.

(先生:今日は明日のテスト範囲全部やったんだから、明日は必ず100点取りなさいよ!)

Estudiante: Bueno sí, si dios quiere,profe…

(生徒:うーん、まあ神様が望むなら取るよ、先生…)

 

【単語・フレーズ】

・先生:Profesor(男性、プロフェソール), profesora(女性、プロフェソーラ)

 ※「profe」・・・呼ぶときは親しみを込めてこのように短くしたりもします。

・コピーした:han copiado(アン コピアード)(先生が教えたことコピーした、つまり、学んだ、の意味)

・生徒:Estudiante(エストゥディアンテ)

シャドーイングはこちら↓

 

困った場面でも使えるよ

あるいは、こんな場面でも・・・

 Jefe: Deben estar aquí en la oficina mañana por la mañana a las 7 :30 en punto.

(社長:明日必ず朝7時半ちょうどに出社しなさい。)

Empleado(a): Sí estaré si dios quiere…

(社員:神様が望むならば、来まーす。 )

 

【単語・フレーズ】

・社長、上司:jefe(ヘフェ 男性)jefa(ヘファ 女性)

・事務所:oficina(オフィシーナ)

・7:30:siete y media(シエテ イ メディア)

・ちょうどに:en punto(エン プント)

・社員 :empleado(エンプレアード男性)empleada(エンプレアーダ 女性)

シャドーイング音声↓

 

日本ではちょっと考えられないですが、実際によく使われる表現なんです。カトリック教信者の方が多いスペイン語圏だからこその表現、そしてなんとも力が抜けていていいですよね、ぜひ覚えて、困った時に使ってみるといいいかもしれません♪

 

そしてもし、寝坊してしまって翌朝7時半に出社できなかった場合、勇気ある社員ならこう答えられるかも・・・?

Ya pasó.(もう過ぎたこと。)

【単語】

・もう、すでに :ya(ジャ)

・過ぎた: pasó(パソ)・・・「過ぎる、通る」を意味する「pasar」の過去形

これは過去の失敗に対して「もう過ぎたことじゃん!」と気持ちを切り替える(開き直る?)時に使う表現です。こちらも、上司や先生、あるいはお母さんに叱られない範囲で(笑)、ぜひ使ってみてください!

 

ひとつの言語を学ぶと、その地域の人々の生活や習慣が見えてきて楽しいですよね。次回も楽しく学んでいきましょう!

それでは、¡ Hasta pronto ! (アスタ プロント、近いうちにまた!)