あなたもスペイン語のほめ上手になって、いろんな人をほめてみよう! - 久保建英選手で学ぶサッカーdeスペイン語

あなたもスペイン語のほめ上手になって、いろんな人をほめてみよう!

! Hola ! ¿ Qué tal ? (やあ、元気?)

 野球、バレーボールなど、様々なスポーツで日本人選手の海外での活躍が注目されるようになりましたが、サッカー界においてもたくさんの日本人選手が海外で活躍しています。

 その中でも、「タケ」の愛称で親しまれている久保建英選手の快進撃は目覚ましく、これまでスペインのプロサッカーリーグ「ラ・リーガ」の月間MVPに日本人選手で初めて選ばれるなど、サッカーファンとして、「タケ」ファンとして、日本人として、彼の活躍から目が離せませんね。

 さて、今回も、そんなタケのインタビューの中から、使えるスペイン語フレーズをご紹介します。

 みなさん、一緒に見てみましょう、それでは、¡ Comencemos !(始めましょう!)

 

タケの試合後インタビューでの自己評価は「合格点」 

 インタビュアーが、エスパニョール戦の勝利に対しての自己評価を依頼し、タケが返答した場面で・・・

Entrevistadora
Entrevistadora

Preguntaプレグンタ, no sé si es fácilファスィル o no, pero valoraciónバロラスィオン tuyaトゥージャ de la victoriaビクトリア frenteフレンテ al españolエスパニョール.

質問です。エスパニョール戦の勝利に対しての自己評価をお願いします。楽勝でしたか?

Take Kubo
Take Kubo

Buenoブエノ, creoクレオ que bienビエン, ¿no? Me puedoプエド darダール un aprobadoアプロバード.

ええ、良かったと思います。合格点ですね。

インタビューのテキスト全文を以下のURLから見ることができます。動画でなくてすみません。

https://kubospanish.com/contenidos/text_intrevista14.pdf

【Las palablas】

・質問:pregunta
   (プレグンタ)

・簡単な:fácil(ファスィル)
※反対の意味の「難しい」は、difícil(ディフィスィル)
※アクセント記号(tilde ティルデ)がある場合は、その部分を強調して読みます。

・評価:
valoración(バロラスィオン)

・合格する: dar un aprovado
(ダール ウン アプロバード)

 タケが言った「Me puedo dar un aprobado.」は直訳すると、「自分に合格をあげることができる」という意味です。いつもチームの勝利のために奮闘するタケならではの表現、かっこいいですね!

「aprobar un examen」(アプロバール ウン エクサメン)で「試験に合格する」という意味になります。

 反対に「落第する」は「reprobar」(レプロバール)です。「reprobar un examen」で「試験に落ちる」となります、この表現はできれば使いたくないですね・・・。

「合格する」のスペイン語を使った表現は何があるの?

 その他にも「aprobar」を使って次のような表現にも使用できます:

例1)
Finalmente aprobé el axamen de historia después de reprobarlo 3 veces.
「歴史の試験、3回落ちた後でやっと合格した!」

【Las palablas】

・ついに、やっと:
finalmente(フィナルメンテ)

・歴史:historia(イストリア)

・落第する:
reprobar(レプロバール)

・3回:3(tres)veces
   (トレス べセス)

例2)
Aprobaron mi ingreso al equipo que he soñado.
「夢に見たチームでプレーすることが承認されました。」

【Las palablas】

・承認された:
aprobaron(アプロバロン)

・入る:ingreso(イングレッソ)

・チーム:equipo(エキーポ)

・夢にみた:
he soñado(エ ソニャード)
 ※「承認する」という意味でもよく使用されます。

  こんなふうに言われた時は、よくがんばった!、えらい!と、相手を称えてあげたいですね!

 

人をほめる時に使うスペイン語をたくさん学ぼう!

 スペインや中南米の方たちは情熱的、と言いますが、人を褒めるのもとても上手!そしてそれは恋愛関係においてだけでなく、周りの人全てに対してもそう。日本だと、他人の前で自分の子どもをほめることは遠慮されがちですが、ラテンの国ではとても自然に、そして堂々とほめます。それを聞いている子どもたちはとてもうれしそう。とてもいい習慣ですよね。愛情表現豊かな人間性が育ちやすい環境かもしれませんね。そして、そのような背景があるからか、人をほめる表現もたくさんあるように感じます。

その表現がこちら↓

¡ Es genial !(エス ヘニアル):すごい!

¡Lo hisite bien!(ロ イシステ ビエン):よくやった!

¡ Lo conseguiste !(ロ コンセギステ):できたね!

¡Te felicito!(テ フェリシート!):おめでとう!

 

人を叱る時に使うスペイン語の表現もおもしろい

 ただし!叱る(しかる)時はとことん叱ります(笑)そして表現も日本とはまた違っていて興味深いです。
例えば・・・、
言うことを聞かない子どもに対して親がよく使う表現として:

¿Quieres una chancleta?(キエレス ウナ チャンクレータ?)

 直訳すると、「ゴム草履(部屋履き)が欲しい?」という意味です。この表現の意味、勘の鋭い方は想像ができたかと思いますが(笑)、部屋履きが欲しいか、とはつまり、部屋履きで叩かれたいか、と言う意味、要するに、言うことを聞かないなら部屋履きでお尻を叩きますよ、と言っているのです。日本では子どもへの体罰が法律で禁止されており、世界的にみても、体罰か躾(しつけ)か、と言う議論は盛んに行われています。ですので今では使われることが少なくなってきているかもしれませんね。
 この表現、キューバ生まれの歌手、Camila Cabelloの曲「Havana」の中で、Camilaの祖母役の男性が使っています(笑)。興味のある方は聞いてみてください♪

 

 

 それでは今回はこの辺で。

 また次回も皆さんと楽しくスペイン語を学んでいきたいと思います!

 ¡ Hasta la próxima! (アスタ ラ プロクシマ)
「また次回!」